みなさんこんにちは。
もう寒くなってきましたね。気温の変化が激しいので体調には気をつけていきましょう。
さて、今まで団信のお話をしていましたが、住宅ローンの中に団信を組むとなると、
追加金利を払うことになるので、追加金利は高いし、期間も長いから悩むなと思う方も多いかと思います。
場合によっては団信で金利が0.2%〜0.3%とかなり高くなる場合もあります。
もし仮に4000万円の住宅ローンを組むとなって35年で返すという計算で行くと0.3%金利が変わった場合だと次の様になります。
《金利が1%の場合》→月々 112,914円
《金利が1.3%の場合》→月々 118,592円
月々は6,000円近くもアップします。かなり大きいですよね。
今回は少しでもコストを抑えて入院や就業不能状態に備えられる様なものを紹介できればと思います。
働けなくなった時の場合に備えて安く保険に加入したい場合、提案できるのは「コープ共済」です。
コープ共済の「所得保障保険」をご紹介するようにしています。
これは格安で、かつ就労不能保障付き団信に非常に近い効果が期待できます。
まず、ここで提案したのは「共済」ですが、「保険」と「共済」の違いについてご存じでしょうか。
「保険」は民間の営利団体によって販売されている金融商品になります。
CMでもやっているように高齢になってからでも入れるものや病気になってからでも入れるものなど多くの人に入ってもらえるよう豊富な商品があります。一般的に共済に比べて万が一のことが起きた時には保障が手厚い、つまり十分なお金がもらえることが多いです。
それに対して「共済」は金融商品ではありません。生活で起きうるリスクによる経済損失を組合員が掛金を出し合うことで補填し合う助け合いの制度になります。
運営しているのも民間企業ではなく、共済組織になります。住んでいる地域や年齢、健康状態などに条件があり、それに合致する人にしか入れません。また、選択肢も保険に比べて狭く、どちらかというと必要最低限の補償になります。
まずは共済で自分の希望を満たせるものがないか確認して最適なものがなければ保険を選ぶという流れがいいのでは無いかと思っています。
そこで冒頭に申し上げたコープ共済の所得保障保険というものになります。
内容は怪我や病気などの長期入院・就業不能による収入ダウンを保証しますというものです。
団信の内容にすごく近いなと思う方もいるかと思います。しかも共済なので賭け金が安くなります。
この保険は月々15万円コース、21万円コース、30万円コースと3つのコースに分かれており、それぞれのコースと年齢によって保険金が変わります。
さらにメリットとしては条件さえ満たしていれば引き渡しが終わってからいつでも始められますし、いつでもやめられることです。ローンに組み込むと途中でやめようってわけにもいかないので、ここは大きなメリットになります。
団信で入るか入らないの選択肢しか無いと考える方が多いですが、共済という選択肢があることも頭に入れておくといいでしょう。
次にもちろん良いことばかりでは無いので、デメリットについてもご紹介します。
まず、年齢によって賭け金が変わるということです。
年齢が上がっていくごとに金額も上がっていくので、コースと年齢によっては団信の金利分よりも高くなる場合があります。
そして次に12ヶ月就業不能になった場合にローンの残債がゼロになるという二段構えの保険にはなっていないということです。
オンラインでのお仕事もある中で12ヶ月就業不能状態というのはなかなか考えにくいですが、残債が無くなることは無いということを頭に入れておきましょう。
いかがでしたでしょうか。
住宅ローンと団信はセットだと考える方が多いかと思いますが、別の選択肢もあるのだと理解した上で、自分に合ったものを選んでいきましょう。
