「そろそろ不動産を売却したい」と思ったとき、最初に行うべきことは査定の依頼です。ですが、どこの不動産会社に頼めばよいのか分からない…と悩む方も多いのではないでしょうか?
特に大分のように地元密着の不動産店が多いエリアでは、選択肢が豊富な分、迷ってしまうのも無理はありません。今回は、不動産査定の基本と注意点、信頼できる会社の選び方をわかりやすく解説します。
目次
査定はまず「複数社に依頼」することから始めましょう
不動産査定は、ほとんどの会社が無料で行っています。そのため、気になる会社数社に依頼するのが基本です。
たとえば、A社・B社・C社の3社に依頼してみたとしましょう。A社とB社が同程度の査定額だったのに対して、C社だけが極端に高額な査定額を提示してきたとしたら、一見C社が一番良さそうに見えますよね。
しかしながら、このような査定は要注意です。
「高取り」には注意!うまい話には裏があるかも?
不動産業界では、意図的に高い査定額を提示することを「高取り(たかどり)」と呼びます。これは、売主の目を引き、自社に専任で任せてもらうための営業手法です。
高取りのリスクとしては、以下のような点が挙げられます。
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実際には相場より高すぎて買い手がつかない
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長期間売れ残り、最終的に値下げを繰り返す
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結果的に適正価格より安く売れてしまう可能性がある
こうしたケースを避けるためにも、複数社の査定を比較し、相場感をつかむことが重要です。
査定依頼時のポイントと注意点
1. 査定額の「根拠」を確認する
信頼できる不動産会社は、以下のような材料をもとに査定額を説明してくれます。
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近隣の取引事例
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公示地価や路線価
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物件の築年数や状態
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周辺環境や駅からの距離 など
具体的な根拠が説明できない査定額には注意が必要です。
2. 自分でも相場を調べておく
国土交通省の「土地総合情報システム」や、SUUMO・アットホームなどの不動産ポータルサイトで、周辺の売出価格や取引事例を調べることも大切です。
3. 売却条件を明確に伝える
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売却希望時期(できるだけ早く売りたい/半年以内など)
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売却理由(相続、住み替え、空き家整理など)
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物件のアピールポイント(南向き、角地、駐車場付きなど)
これらをきちんと伝えることで、査定の精度も高まります。
遠方に住んでいる方・住みながら売却したい方へ
現在はオンラインでの打ち合わせや査定も可能になっています。大分県外に住んでいても、地元の不動産会社とスムーズにやりとりすることができます。
また、「住みながら売却」も十分可能です。売却情報を出したうえで、内覧希望があった場合にスケジュールを調整すれば問題ありません。
査定から売却まで、信頼できる不動産会社を選ぶことが大切
不動産売却は、人生の中でも大きな決断のひとつです。だからこそ、信頼できるパートナー選びが欠かせません。
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地元に根ざした地域密着型の会社
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実績がある会社
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相談しやすい担当者がいる会社
こうした点を意識して、1社ではなく複数社に査定を依頼してみましょう。
まとめ
不動産の売却は、「まず査定から」がスタートラインです。そして、その査定は1社に絞らず、複数の会社に依頼し、相場感を把握することがポイントです。
査定額の根拠をきちんと説明してくれるか、無理な価格設定をしていないかなどを見極めながら、信頼できる不動産会社を選んでいきましょう。
今後の売却を成功させるためにも、まずは気軽に査定の依頼から始めてみてください。大分県内での売却をご検討中の方は、地域に詳しい大分不動産情報サービスへぜひ相談ください。