子育てしやすい家を建てたいと考えた時に、まず決めなければいけないのが土地です。
土地がなければ家は建ちません。つまり、子育てしやすい家を建てる=子育てしやすい土地を購入するということでもあります。
子育てファミリー層が土地を探す時、価格や広さはもちろんのこと、まず第一に「子育てしやすい環境かどうか」は非常に重要です。
しかし実際に土地を探そうと思うとなかなか見つからないもの。
今回は子育てしやすい土地に焦点をあてて、土地選びの方法とポイントをわかりやすく解説してきます。
子育てファミリーは必見ですよ。
目次
子育てしやすい土地とは
そもそも子育てしやすい土地とはどのような土地なのでしょうか。家庭によってそれぞれ重要視する部分は違ってきますが、大きくわけると以下の4つが当てはまります。
・通学に便利か
・自然豊かな場所か
・治安が良いか
・自治体の支援は充分か
子育てにおいてどれも外れない要素ですよね。
それぞれ具体的に解説します。
通学に便利か
子育てするにあたって絶対に意識したいものの1つが通学です。
そのため様々な通学方法をシミュレーションしておくと良いでしょう。
例えば近くの学校に通うのなら徒歩通学になりますが、学校までの距離がどれだけあるのかや道中の道路は安全かなどは非常に重要です。
いくら距離が近くとも、途中に開かずの踏切や、車がスピードを出す危険な道路があるのならなるべく避けた方が良いでしょう。
また公共交通機関も要チェックです。田舎になるとバスが1日に1本という路線もあります。
子どもが大きくなって高校・大学へ通学する際に不便なく通学できるかも視野に入れて土地を選ぶのが大切です。
自然豊かな場所か
親子が心豊かな生活を送るなら、自然に囲まれている場所かどうかも良いでしょう。
娯楽が増えた昨今、つい家に引きこもってしまいがちですが、ふとした時に感じられる自然が身近にあると大きく違うものです。
近年では在宅ワーク・リモートワークが増えてきたことから、郊外の自然溢れる場所に暮らすことも容易な時代になりつつあります。
子どもは自然に触れることで様々な刺激を得られるので、成長のためにも自然豊かな場所はオススメです。
治安が良いか
家族が安心して暮らすなら、治安が良いにこしたことはありません。
日本は犯罪発生率が非常に少ないことで有名ですが、全く起こらないわけではありません。
安全な生活を送るためにも周辺の治安には意識しましょう。
その際にチェックしたいのは以下の項目です。
・犯罪発生率が低い地域かどうか
・防犯カメラが設置されているか
・ゴミがあちこちに捨てられていないか
・交番はどこにあるか
・街灯が多いか
中でもゴミが捨てられていないかどうかはチェックしておきましょう。ゴミが捨てられていない地域はそれだけで治安が良い傾向があります。
海外でも実際に住民がゴミを回収し続けた結果、治安が良くなった事例が多く報告されています。
自治体の支援は充分か
土地を購入したいと考えている自治体の子育て支援も重要です。支援は自治体によって大きく違ってくるため、必ずチェックしておきましょう。
自治体によっては小児科の受診料が無料など様々な支援が取られています。そして子育て世代に人気の地域は、得てして自治体の支援が充実している場合がほとんどです。
またお金以外の面でも、地域で通学時の送り迎えや見張りなどをしているところもあります。
土地を購入する際は、地域が子どもたちのためにどのような仕組みを作っているのかは必ずチェックしましょう。住みやすさに直結します。
子育てしやすい土地選びの方法
子育てしやすい土地を選ぶ際、これだけはやっておいた方が良い方法があります。
土地を購入し家を建てて住み始めると、土地を見ただけではわからなかったことがいくつも出てきます。
そうした不一致をなるべく割けるために、以下の3つは実行しておくと良いでしょう。
・学校まで実際に歩いてみる
・買い物エリアまで移動してみる
・夜に土地周辺をチェック
それぞれ具体的に解説します。
学校まで実際に歩いてみる
購入したい土地が見つかったら、一度その土地から学校まで子どもと一緒に歩いてみましょう。
子どもが赤ちゃんならベビーカーでもOKです。
たったそれだけ? と思うかもしれませんが、車の中から見るのと実際に歩くのでは見える景色が大きく違います。
通学途中にある川や池は危険ではないか、地元の車が多く通る狭い道がないか、不審者が出そうな場所はないかなど、歩いてみてわかることは多くあります。
子どもが危険にさらされないためにも非常に重要な情報です。
危ないものがないかどうかをチェックしておくと安心にも繋がりますよ。
買い物エリアまで移動してみる
日々の生活で重要なのが買い物です。食料品などを購入する際に一番利用するであろうお店にアクセスしやすいかどうかをチェックします。
特に車で買い物に行く場合、駐車場の広さや止めやすさは快適な買い物ができるかどうかに直結します。
近くにスーパーがある場合、客層でどんな人が多いのかもそれとなくわかります。子どもが小さいうちはベビーカーで移動しやすいかどうかも重要なポイントです。
他にも近くに通いやすい大型病院があるかどうかも見ておくと良いでしょう。かかりつけになってくれる小児科や耳鼻咽喉科を確認することで、子どもに何かあった時の安心感が段違いです。
その土地に住んで生活しやすいかどうかをしっかりシミュレーションすることをオススメします。
夜に土地周辺をチェック
購入したい土地の周辺を知らないのであれば、夜に一度確認しに行ってみるのもオススメです。
夜になると昼とはまた違った風景となり、人通りの少ない真っ暗な道や見通しの悪い公園がわかる可能性があります。
特に昼間に土地を見て抱いた「静か」「公園が近い」といったメリットは、夜になると「人通りがなくて危険」「不審者が隠れているかもしれない」といったデメリットに変わります。
子どもは成長するに従って帰宅する時間が遅くって行くので、夜の時間帯がどうなっているのかも確認していくと良いでしょう。
子育てしやすい土地購入のポイント
子育てしやすい土地を購入する時に意識したいのは、何も周辺の環境や治安だけではありません。
家を建てて住むのは子どもを含めた自分たちです。
そのため以下のポイントはなるべく押さえておくことをオススメします。
・ここで暮らしたいと感じられるか
・子どもが気に入るか
・雨の日も快適に過ごせるか
最終的には精神的な部分かと思われるかもしれませんが、その通りです。最終的にはそこに行き着きます。
それぞれどういうことか詳しく見てみましょう。
ここで暮らしたいと感じられるか
土地・家は一生に一度の買い物です。
そのため何よりも大切なのは「ここで家を建てて暮らしたい」と感じられるかどうかは非常に重要なポイントと言えます。
通学や治安の良さなど様々な要素はありますが、結局のところ「ここで暮らしたい」という気持ちには勝てません。
逆にいかに条件が良くても「何となく嫌だな」と思う部分があれば、妥協しない方が良いでしょう。
直感はこれまで自分が生きてきて積み重ねてきた経験から発せられるものです。
深いに感じた部分は生涯に渡って不満として蓄積されていくので、「ここは嫌だな」と思った場合は別の土地を購入しましょう。
子どもが気に入るか
親としてはついつい子どもが通いやすいかなど将来を見据えて考えてしまいがちですが、子どもがその土地を気に入るかどうかも重要です。
せっかく土地を購入するのですから、子どもが好きと感じてくれる場所の方が良いですよね。
候補となっている土地があるのなら、子どもと一緒に近くを散歩するなど実際にその場所に触れてみることが大切です。
子どもの感想も聞いた上で土地を購入すると、子どもにとっても過ごしやすい家になってくれます。
雨の日も快適に過ごせるか
忘れがちなのが、雨の日も快適に過ごせるかどうかです。
実際に家を購入する際、ハザードマップで水害の想定区域かどうかは確認します。しかし雨の日にどう過ごすのかまでは確認しません。
雨の日は晴れている時とは違って、薄暗さや湿気で不快感を抱く人が多くいます。
道路に水が溜まるとそれだけでも車の音が大きくなったり、地面の水はけが悪くドロドロになったりといったことも考えられます。
なるべくなら雨の日も快適に過ごしたいですよね。
そのため雨の日も周囲の騒音に惑わされることなく過ごせるような土地を探すと良いでしょう。
まとめ
子育てしやすい土地を購入することは、家を建てようと考えているファミリー層にとって大きな問題です。
周囲に自然があるかや通学しやすいか、治安が良いかなど子どもが大きくなってからの生活も考えて選ぶ必要があります。
土地を購入してから住むのは自分たちのため、候補にしている土地から実際に移動して通学や買い物などの感覚をリアルに体験しておきましょう。
そうすることで生活を鮮明にイメージすることができます。
しかし最終的に決めるのは家族全員がその土地を気に入るかどうかです。
子どもがいる方は、まず全員で土地まで出向き、自分達が肌で感じたことを信じて購入するようにしてくださいね。
大分不動産情報サービスは大分市の地元工務店 SAKAI株式会社の不動産事業部です。
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